セブ島留学まとめ

【第2回】高校生のフィリピン(セブ島)留学『語学学校初日編』

更新日:2018年3月5日
高校生の留学を心配する母親の写真

フィリピン(セブ島)留学初日の朝、高校生のA子さんは同室の韓国人女性Kさん(30歳)のシャワーを浴びる音で目を覚ましました。重いまぶたを感じながら時計を目にすると、時間はまだAM6:50です。意識もうろうとスマホに手を伸ばすと、メールが溜まっているのがわかりました。A子さんは寝たままメールをいくつか確認・返信した後に、意を決して「えいや!」と布団から起き上がりました。

■昨日までの出来事はこちら↓
【第1回】高校生のフィリピン(セブ島)留学『初めての渡航編』

今日は留学ガイダンスと買出し、そして恐怖のレベル分けテストがあると聞いています。A子さんはテストを受けるのが嫌だな〜と頭で考えつつも、これから何か面白いことおこりそうな漠然としたワクワク感も感じていました。大きく背伸びをしながら窓の外を眺めると、セブ島の青い空と活気がある町並みが目の中に飛び込んできました。

食堂で朝食

セブ島の朝の景色の写真

A子さんも素早くシャワーを浴びた後、Kさんが朝食に誘ってくれました。昨晩、学校に到着した時には気がつきませんでしたが、A子さんが留学するCPILSという学校は伝統を感じるクラシックな造りです。元々リゾートホテルだった場所を改装して使っているそうで、ところどころキレイなところと古い感じが入り乱れています。留学代理店(エージェント)の担当者が「学校の寮はあまり期待しないでくださいね」と言っていた意味が、はなんとなくA子さんはわかってきました。

CPILSは学生寮と教室と食堂などの施設が全て同じ建物内に入っているオールインワンの語学学校でした。通学にも食事にも外出する必要がありません。KさんとA子さんは一緒にエレベーターを使って食堂のある1階に移動し、そのまま朝食へ向かいました。食堂にはもう既に数十人の留学生が朝食を食べていましたが、やはりみなさん眠そうです。

食事はバイキング方式でした。自分で食べたいものを選び、好きなだけよそいます。ただ、朝食のメニューは炒め物、卵焼き、パン、サラダ、スープという至ってシンプルなメニューです。A子さんとKさんが一緒に食事をしていると、Kさんの友達の韓国人女性2人が隣に座ってきたので、合計4人での食事になりました。4人の会話は英語と韓国語が入り乱れる会話となりましたが、A子さんは情報収集も兼ねて積極的に会話に参加しました。身振り手振りも交えれば外国人との会話もなんとかなりそうです。

※女子の中にはシャワーを浴びる時間に充て、朝食は食べないという人も少なくありません。

レベル分けテスト

レベル分けテストの様子の写真 

食事を終えて部屋に戻ったら、すでに時間はAM7:50。授業はAM8:00からなので、同室のKさんはスリッパの音をたてて慌ただしく出かけて行きました。残ったA子さんは日本から持参したガイダンス資料を確認し、少し余裕を持ってレベル分けテストを行う教室へ向かいました。

レベル分けテストを行う会場は50人くらいが入れる大きな教室でした。教室に入っている全員が新入生のようですが、やはり夏休み期間ということもあって日本人が圧倒的に多いです。昨日一緒の飛行機で入寮した日本人だけでなく、他にも日本人が10人ほど座っていました。また、アジア人っぽい留学生とロシア人の留学生も数人見受けられました。A子さんにとっては目の前のアジア人が韓国人なのか中国人なのか、台湾人なのか、まだ見分けがつきません。ただ、ロシア人の女性は髪の毛が金髪で身長が高いので一目で分かりました。そしてロシア人男性も特徴あるロシア語を話しているので声を聞いただけで、すぐにわかります。

テストは座席に座ったままでのリーディングとリスニングからスタートです。時間はそれぞれ30分づつ。リーディングは英語の設問を読んで、英語で書かれた問題に英語で答ます。これは日本のテストとほぼ同じやり方になるので、A子さんとしてはそれほどプレッシャーは感じませんでした。逆にリスニングは苦戦しました。スピーカーから聞こえる英文を聞き取って答える問題でしたが、音質があまり良くないのでスムーズに聞き取る事が出来ません。わからないところは文脈から想像し、最終的にはカンで答えました。

次にスピーキングのテストに移りました。新入生は一人づつ別室に呼ばれ、そこでフィリピン人の先生と1対1で質疑応答が始まります。時間は1人5分〜10分程度。もちろん会話は全て英語です。先にテストを受けた日本人は、「難しい〜」と感想を漏らしながら部屋に戻ってきました。そしてついにA子さんの番になりました。さっそく別室へ向かうと、フィリピン人の英語講師が待ってきました。A子さんは自己紹介や挨拶は上手にできたのですが、先生の質問が徐々に難しくなっていくにつれ、言葉に詰まってしまいました。徐々に自信が無くなって行きます・・・。最後は先生に励まされながらテスト会場に戻りました。

昼食

フィリピン(セブ島)留学の昼食の写真

テストの後は昼食の時間です。A子さんは少し早めに食堂に向かいしました。お昼ご飯を日本人のバッチメイトと一緒に食べる約束をしていたからです。やはり日本語で話ができると安心します。この日のメニューは韓国料理のビビンバでした。A子さんは韓国料理が大好きなので、これには大喜び。日本の学食で食べるような普通のビビンバでしたが、なかなか美味しかったです。

※バッチメイトとは、同じ日に入学した留学生同士の友達(いわゆる同期の友達)の事をいいます。

一緒に昼食を食べた日本人バッチメイトは高校3年生の女子1人、大学生の男女2人、そして社会人の男性2人と家事手伝いの女性1人で計6人です。お互いに自己紹介したところで面白い事に気がつきました。関東から来たのはA子さんただ1人で、もう1人の女子高生は福岡から。大学生は大阪と広島から。社会人の2人は名古屋と静岡から。家事手伝いの女性は北海道から来たと言っていました。「普段、日本で出会わないような人と一緒に勉強できるなんて、フィリピン(セブ島)留学は面白い!」とA子さんは感じました。

オリエンテーション(留学ガイダンス)

フィリピン(セブ島)留学のオリエンテーションの写真

PM1:00となったところでオリエンテーションの時間となりました。オリエンテーションでは学校のルールや留学中のトラブル回避について学んだり、現地支払い費用を計算します。

校則の説明

まず最初に学校の規則の説明を受けました。A子さんが留学するCPILSという学校にはしっかりとした学校規則があるらしく、門限がある事、男女別フロアなので異性の部屋には絶対に入ってはいけない事、お酒の持込みも絶対禁止、授業には遅れないように出席する事などが紹介されました。ルールを破るとペナルティ・ポイントが溜まり、最終的には強制退学になってしまうそうです。そのルールの厳しさにA子さんはビックリしましたが、危険を予防する為につくられたルールと聞かされて納得しました。ちなみに日本人で強制退学になった人は1人だけなので、よっぽどの事がないと大丈夫なようです。

ランドリーサービスの紹介

次に紹介されたのがランドリーサービス等の施設を使うルールです。A子さんが留学する学校は、週3回の洗濯サービスが無料です。預ける場所は1階にある専用カウンター。洗濯物を預ける際の注意点とルールを教えてもらいました。ただし、洗濯物は色落ちする可能性があるので、良いものは洗濯に出さないようにと言われました。

クリニックの紹介

セブ島留学CPILSの看護師の写真

そしてクリニックの紹介です。CPILSには看護師(看護婦)さんが駐在していて、小学校の保健室のように健康問題を相談できるそうです。看護師さんの勤務時間はAM12:00-PM20:00まで。もし病気になってしまったときも、処方箋無しで使える簡単なクスリでしたら、こちらでもらえるという事でした。これならちょっとした病気で病院まで行く必要がありません。また、週に一度セブ・ドクターズ・ホスピタル(セブ島の大きな病院)のお医者さんが学校を訪れるので、その時に無料で診察を受ける事ができるようです。これにはA子さんも安心しました。

※保険に入っていれば、フィリピンで支払った医療費は返金されます。保険の種類は旅行保険となりますのでご注意ください。予防接種のようなものは受ける必要はありません。

タクシーの乗車方法

セブ島タクシーからの風景の写真

外出は、できるだけタクシーを使ってくださいとアナウンスがありました。セブ島にはジプニーというフィリピンの超格安の乗り合いバスが走っていますが、路線が複雑な上にスリなどが時々いるそうなので避けてくださいとの事でした。そしてタクシーに乗ったら必ずメーターが40ペソ(約100円)になっているか確認をしてくださいと言われました。もしメーターを入れないで走るタクシーに乗った場合、法外なお金を請求される事もあるそうです(と言っても数千円程度)。そして忘れ物をしたら絶対に返って来ないので、必ず忘れ物が無いか確認してくださいと言われました。忘れっぽいA子さんは、このタクシーの乗り降りでの忘れ物チェックを心に刻みました。

その他、トランプ詐欺などの危険に遭遇しない為の説明や、外食時に水に気をつける事などの説明を受け、オリエンテーションは終了です。

現地支払い費用の計算

両替したフィリピン・ペソの写真

次にそのまま現地支払い費用の説明と計算をしてもらいました。A子さんの現地支払い費用は日本円で25,000円ほど。この金額を日本円からフィリピン・ペソに両替し、今日中に学校にお支払いをするようです。両替はこれからショッピングモールにいくので、そこで両替するという説明でした。

A子さんが語学学校に支払う項目は以下の通りです。

・SSP申請(政府に提出するビザに似た就学許可証)
・寮の保証金(問題無ければ、退寮時に返金)
・教科書代
・ピックアップ代
・管理費

ショッピングモールへ

フィリピン(セブ島)のショッピングモールの写真

この後、新入生全員で学校のバスに乗り込み、近くのショッピングモールに買出しに行きました。移動時間は車で10分ほど。ショッピングモールに到着すると、想像以上にキレイで大きな建物と広い敷地にA子さんは驚きました。とても一日では回りきれない広さです。A子さんの地元のイオンモールよりも広くて大きい建物です。

両替

A子さんらの新入生はCPILSの日本人スタッフ(語学学校のスタッフ)の案内の元、まず最初に両替所に行きました。両替所の利用方法は日本人スタッフが日本語で丁寧に教えてくれました。両替方法は非常にシンプルで、両替する金額を両替所の前にある紙に記入し、両替する日本円と一緒に提出するだけ。A子さんも5万円を持って両替に挑戦しましたが、拍子抜けするほど簡単にできました。

※A子さんの2週間分のお小遣いは2万円でした。

写真撮影

次に写真撮影です。学生証などに使う写真をショッピングモールの写真屋さんで撮影します。日本人マネージャーがお店まで案内してくれました。料金は日本円で100円程度です。

※日本で写真を用意した人は、ここで撮影する必要はありません。

撮影はお店の中にあるフォトスタジオらしい場所で行いました。撮影機材は日本と同じくらい立派です。フィリピン人のカメラマンが大きなカメラを手にし、1人1人撮影をしてくれました。デジタルカメラだったので何回か撮影をしなおす人もいましたが、A子さんはあまり気にせず一回でOKしました。写真写りはまあまあでした。

買出し

写真撮影の後は買物です。ここからは多少自由行動という事もあり、A子さんは気の合う日本人バッチメイト数人と一緒にショッピングモールを探検に行きました。

まず最初に部屋などで使うトイレットペーパーやティッシュなどが売っているコーナーへ向かいました。トイレットペーパーやティッシュを日本から持ってきていない人はココで購入しました。次にA子さん一同はコップやタンブラーなどが売っている食器売場に来ました。A子さんはタンブラーを購入しました。セブ島は想像以上に暑いので、水を持ち歩く必要性を感じたからです。次に石鹸などが売っている医薬品のコーナーに移動。A子さんはシャンプーや洗顔クリームなどは日本から持ってきたのでセブ島では購入しませんが、何人かはシャンプーと石鹸を購入していました。また、以前にフィリピンに来た事があるという1ヶ月半(6週間)間留学予定の大学生は、全ての生活用品を現地で購入していました。彼は日本からほとんど何も持ってきていないという強者でした。

一同はそのまま食品売場へ移動します。そこにはセブ島らしく沢山のフルーツなどが山盛りで売っていました。よく見るとお土産のドライフルーツも超格安で売っています。そして加工品のコーナーには日本のふりかけやお味噌汁なども売っており、なんとお菓子コーナーにはコアラのマーチまで売っていました。中にはちょっと変なデザインのお菓子もあり、A子さんはみんなと一緒に大爆笑。楽しい買物となりました。

初めてのフィリピン(セブ島)のタクシー

タクシー乗車中の写真の写真

買出し終了後、語学学校へは各自で戻る事になっています。A子さんは一緒に買物に行ったバッチメイトとショッピングモールの出口にあるタクシー乗り場に移動しました。

タクシー乗り場には乗客が列になってタクシーを待っていました。その列の一番前には職員風の男性が立っており、タクシーに乗り込むお客さん1組1組にメモを手渡しています。どうやら、その職員風の男性はタクシーのナンバープレートの数字をメモし、それを乗客に手渡しているようです。A子さんはオリエンテーションの時に日本人マネージャーがタクシーの乗り方を説明してくれた事を思い出しました。

※犯罪防止の為にタクシー乗り場ではタクシーの番号を控えています。

A子さん達は6人グループだったので、3人づつ2組のタクシーに分かれて乗車し、学校まで戻りました。その道中、タクシーから窓の外を眺めると、何回か汚い道を通り過ぎたのがわかりました。道路にはゴミが捨ててあり、それが放置されたままです。A子さんは改めて日本のキレイさが実感できました。

諸々の手続き

フィリピン(セブ島)留学のオフィスの写真

A子さん一同は学校に帰ってきた足でオフィスに向かいました。日本人マネージャーを呼び、各自が現地支払い費用をペソで支払いました。そして日本人マネージャーからは、レベル分けテストと明日からの時間割が手渡されました。A子さんは英語が得意だったのですが、テスト結果はまさかのレベル2の初級でした。CPILSでは学習レベルを18段階と細かくレベル分けしていますが、この成績は下から4番目です。これは少々悔しい結果となりました。やはりスピーキングが問題だったようです。

そして日本人マネージャーから時間割のプリントを見ながら、明日からの授業の受け方の説明がありました。時間割のプリントには教室の番号と先生の名前が記載されていました。生徒は1時間ごとに違う先生のレッスンを受けるのですが、毎時間教室を移動するようです。A子さんはマンツーマンレッスン3コマとグループレッスン4コマのESLコース(普通のコース)を受講するので、7人の先生から英語を教わります。CPILSのグループクラスにはネイティブの先生が2人いると聞いていたので、A子さんはそれが楽しみでした。

夕食

フィリピン(セブ島)留学の夕食の写真

夕食は学校の食堂で食べました。バッチメイトの社会人はレストランに行くと言って出て行きましたが、A子さんら未成年は残りました。A子さんとしては夏休みの宿題を持ってきたので、それらを少しでもこなしたかったですし、SNSで地元の友達と連絡をとりたいとも思っていました。

夕食を1人で食べていると、2人の韓国人バッチメイトが声をかけてくれました。先ほど一緒にテストを受けたりショッピングモールで両替をした2人でした。3人で英語を使って話をしましたが、A子さんはテスト結果にショックを受けてしまい、自信を持って英語を話せません。しかし、相手の2人は更に英語があまり上手くなく、テスト結果はA子さんよりも更に下でした。発音も韓国なまりが凄い強いです。結果的に3人はしどろもどろの会話となりましたが、それでも見栄を張って英語を使おうとしている韓国人に対し、A子さんは「同じアジア人でも日本人と全然違う・・・」と不思議な感じを受けました。

放課後

フィリピン(セブ島)留学CPILSの自習室の写真

部屋に戻るとK子さんはいませんでした。A子さんはLINEでお母さんに連絡をしようと思いましたが、部屋の中だとWi-Fiが繋がりません。仕方なく、Wi-Fiが繋がりやすいというラウンジに移動しました。

お母さんにLINE電話で連絡すると、話は簡単に終わりました。無事ならOKといった感じでした。そこで今度は友達に連絡です。友達にセブ島の様子を伝えると、「面白そう〜!」というリアクション。話は10分ほど盛り上がりました。その後、インスタグラムに写真を投稿し、A子さんは部屋に戻って宿題をする事にしました。

部屋に戻ると、ちょうどK子さんが慌ただしく教科書を持って出て行く途中でした。K子さんに挨拶をすると、K子さんは勉強するなら自習室がおすすめだと教えてくれました。そこでさっそくA子さんは初めて自習室に行く事にしました。自習室はクーラーが効いており少々寒いですが、静かで勉強に集中できる環境でした。A子さんはそのまま2時間ほど集中して勉強する事ができました。

就寝

夜の語学学校のプールの写真

A子さんは宿題を終え自習室から帰る途中、プールの脇を通りました。すると、夜にも関わらず元気な留学生が泳いでいます。確かガイダンスの時にPM23:00まで泳いで良いと日本人マネージャーが言っていました。A子さんは全く泳ぐ気は無かったので、気にせず通り過ぎて自分の部屋に戻りました。ちなみにKさんはまだ勉強しているようで、部屋には戻っていません。

A子さんは寝る前に歯磨きををしようと洗面台に向かいます。そこで、日本人マネージャーより歯磨きで口を濯ぐのにミネラルウォーターを使って良いと紹介があった事を思い出し、廊下にある無料のウォーターサーバーの水を使って歯を磨きました。できるだけ水道水は口に入れない方が良いようです。

PM24:00を回ったところでA子さんはベッドに向かいました。電気を消そうとしたところに、ちょうどK子さんが帰ってきました。どうやらK子さんはスパルタコースというコースを選択し、一生懸命に勉強しているようでした。A子さんは少し電気を暗くしてもらい、先に寝る事にしました。セブ島に来てまだ2日ですが、リゾートの雰囲気は全くありません。こんなもんかな?と思いつつ、A子さんの留学初日は終了しました。

(つづく)

【第1回】高校生のフィリピン(セブ島)留学『初めての渡航編』

【第3回】高校生のフィリピン(セブ島)留学『マンツーマンレッスン開始編』

【第4回】高校生のフィリピン(セブ島)留学『英会話スランプ脱出編』

 

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